Creepy Nutsが(R-指定&DJ松永)影響を受けた音楽リスト

ここでは、Creepy NutsのR-指定とDJ松永がテレビやラジオ、その他メディアで紹介した自身のルーツとなった音楽などを、その時のコメントも付随して紹介しています。

Title List

THE BLUES BROTHERS/サントラ
Singles2000/中島みゆき
1,000,000 MONSTERS ATTACK/SOUL’d OUT
THE RHYME ANIMAL/ZEEBRA
ケツノポリス/ケツメイシ
STILLING STILL DREAMING/BLUE HERB
孤独の太陽/桑田佳祐
ザ・グレート・アマチュアリズム/RHYMESTER

THE BLUES BROTHERS/サントラ

Think (feat. The Blues Brothers)/アレサ・フランクリン
1968/05/02

松永:最初に初めて買ったのがThe Blues Brothersのサントラなんですけど。小学校のとき親に映画を観せられハマり、サントラを買って貰ってそっから好きになったんですけど。母親が家でエンヤをかけてましたから、そっからお分かり頂けるように痛い関係でして(笑)俺もご多分に漏れず親の血を受け継いでるから「小学生なのに洋楽聴いてる俺めちゃめちゃイケてんな〜」っていう価値観で進んでいきそっからビートルズとか好きになり、中二語りで友達に勧められた日本語ラップに出会い、ガッツリ振り切って日本語の曲しか聴かなくなりました。


Singles2000(アルバム)/中島みゆき


Singles 2000

R-指定:中島みゆきさんのシングル・ベストアルバムみたいな感じなんですけど、これ小っちゃい時からずっとおとんが車でこの世代の人らの曲をずっとかけてたんですよ。小田和正さんやったり、サザンオールスターズやったり、中島みゆきさんやったり。歌詞がいいな〜とかメロディがいいなと思ってたんですよ。
松永さんの家系とは関係なく俺個人の痛さで、小学生のくせに「ちょっと最近の若い音楽はわからんわ」みたいなことほざいてたんですよ(笑)


1,000,000 MONSTERS ATTACK/SOUL’d OUT


SOUL’d OUT

R-指定:で、そんな俺が中学校一年生でラップにはまるんですよね。そのきっかけがSOUL’d OUTさんのこのアルバム。ずっと歌謡曲を聴いてた俺の脳みそに、ある日牛丼屋で飯を食ってたらラジオで流れてたんですよね。「ミリオンモンスターズアタック」っていう曲が。

1,000,000 MONSTERS ATTACK/SOUL’d OUT
2005/02/02

R-指定:で、その曲って「ポウ」っていう奇声から始まって「アッオゥ アッオゥ」て奇声が続くんですけど、それを聴いて「何これ何これ?!」ってパニックになった、今まで聴いたことのないタイプの音楽やってなって、その奇声が流れた後にめちゃめちゃかっこいいラップがきて、で、クセになるようなサビが来て、「何この人ら?!」ってなって、で速攻お金もないですからツタヤにSOUL’d OUTのCDを借りに行ったんですよ。そしたらもう全部面白いというか、面白いし格好良いみたいな。音は明らか格好良いんですよ。
まずCD再生した瞬間に「ア アララァ ア」って聞こえてきたんですよ。Diggyの鳴き声(笑)で、歌詞カードを見たら「ア アララァ ア」って書いてたんですよ。そこで小学生の俺としては未知のものに出会ったんですよ。それでハマって、歌い方がまず面白い。聴いたことの無いリズムやと、これがラップらしい。ヒップホップらしいと。


THE RHYME ANIMAL/ZEEBRA

I’m Still No.1/Zeebra
1998/06/17

R-指定:日本語ラップをもっと調べてみようと手に取ったのがZEEBRAさんのTHE RHYME ANIMALというアルバム。ZEEBRAっていう名前自体は別にラップ知らない俺でも知ってたんでまずこれを借りて。俺は完全にSOUL’d OUTでは「耳」を持っていかれたんですよ、で、ZEEBRAさんで「心」を持ってかれたんすよね。「若い子の音楽は−今流行りのは−」とか思ってたけど、実際ちゃんと音楽として向き合ってみたらめちゃめちゃ歌詞の表現の仕方、あと韻を踏むっていう遊び方が面白くて。他の歌謡曲と決定的に違ったのが、この人自分のこと歌ってるわみたいな。「俺がZEEBRA」って自分で言うとか、それがやっぱ凄い衝撃で、有りなんやみたいな。中学生の不良でも何でもない俺やのに、俺も強くなった気分で帰り道はちょっとポケットに手突っ込んでこう歩く、みたいな(笑)


ケツノポリス/ケツメイシ

ケツメの作り方/ケツメイシ
2002/04/03

R-指定:それで俺はラップにハマってるんですけど、友達の口から「ラップ好きやろ?」で出てくるのがケツメイシがギリのところ。で中学生の俺らからしたら嬉しかったのが、ケツメイシのこの時期のってエロいんすよ、曲が。「ケツメの作り方」っていうケツメイシ結成秘話みたいなんを曲にしてるんですけど歌詞に「マスターベーション」とか出てくるんですよね。それを中学生同士言いたいじゃないですか。その歌詞を覚えてエロい部分を大声で歌うとか、女子がおる遠くで聞こえるように歌うみたいなね(笑)


STILLING STILL DREAMING/BLUE HERB

R指定:そこから更にディープにっていったのがBLUE HERBさんのSTILLING STILL DREAMING(アルバム)。雑誌読んだりすると名前が出てくるんですよ。で、中学生の時聴いたら全然意味がわかんなかった。(笑)なんか凄い難しい、声は格好良いし音的にはダークな感じで凄い格好良いんすけど何を言ってるか意味が全くわかんなかったですね。なんでこの人はこんなに怒ってるんだろうとか。で、高校になって少し意味わかる、大学でまた少しわかる、で、ラッパーとして自分で歌詞書いてライブやり始めてから一番刺さるようになったんすよね。BOSSさんの言葉の刺さり方が全然違うようになった。もしかしたら今もまだ理解しきれてないかもしらんってぐらい奥深い作品やな、ってので凄い影響受けてる部分あるなって。


孤独の太陽/桑田佳祐

孤独の太陽/桑田佳祐
1994/09/23

R指定:Creepu Nutsで僕が曲作っててメロディがあったりとかで、ポップな影響を受けたのは桑田佳祐さん。おとんが車で聴いてたようなのが頭の中で残ってて。ハタチぐらいの時に、よぉ考えたら桑田佳祐ってとんでもない化け物やなと思って。歌詞も面白いし、韻みたいなものも歌詞の中に取り入れた人やなとか思いながらソロを聴きたくなって孤独の太陽を買ったんですよ。そしたら超ラッパーやったっていう。俺ら流の褒め言葉で「うわ桑田佳祐めっちゃヒッピホップや凄ぇ!」ってなったんすよ。風刺の仕方であったり、歌詞の毒の入れ方、語感とか言葉のリズム。日本語ラップのパイオニアであるいとうせいこうさんが「桑田佳祐が居なかったら俺は日本語でラップしようとは思わなかった」って言ってるぐらいなんですよね。一拍の上に言葉2〜3個乗せたりとか、発音を英語っぽくしたりとか。


ザ・グレート・アマチュアリズム/RHYMESTER

R-指定:ただラップは不良の音楽やし、俺らは入られへんなって思ってて。かと言ってポップなラップっていっても俺ら別に爽やかなこと歌えるわけじゃないし、恋愛のことも知らんし、皆でパーティみたいな人種でも無いから、どうすりゃいいねんってなった時にライムスターさんのグレイゾーン聴いて、これは俺もやっていい、むしろ俺みたいな奴こそ日本人でラップみたいなのはやるべきなんじゃないかぐらい勘違いしたのがライムスターさんの存在。その中のグレートアマチュアリズムっていう曲は俺ら仲間内で、日本で一番”日本人のやるべきヒップホップ曲”なんじゃないかってぐらい、内容的にも。アメリカから持ってきた文化もちゃんと認めつつ「オレの仕事は本場モンの翻訳じゃない」」って言ってたり「この現場以外に本場なんてのは存在しない」って言ってたり。宇多さんのバースで「持ってるヤツに持ってないヤツが たまには勝つと思ってたいヤツ」「不細工・音痴だって歌えちゃう、すげぇ敷居低い歌唱法。」みたいなね、俺やっていいんや!ってなったんすよね。

2017.2-ぷらナタ